No.0010

「Display」新作ウェブインスタレーション

text : mama(美学者母)
2014年1月20日(
月曜日)執筆

 

2014年1月1日に新作ウェブインスタレーションを発表します。
「Display」 という作品です。
今回簡単に作品の解説をしておきたいと思います。
ウェブインスタレーションの定義でも述べているのですが、
私がとても関心がある問題は、 「あちら側とこちら側」というものです。
これは物理的側面だけではなく、
心理的に精神的に概念的に、 捉える事のできる問題です。
「あちら側とこちら側」というズレを捉える事ができるのが、
「Display」であると感じています。 「ディスプレイ」というのは、
ある意味現代の象徴的なもので、
社会や世界の問題を浮彫りにできる装置だと感じています。
今後2014年1月1日以降の制作のテーマにしていこうと思っています。
その第一弾が「Display」というウェブインスタレーションです。
ウェブインスタレーションの定義でも、
このズレを表現する事がウェブインスタレーションとしています。
私は、例えばテレビ、パーソナルコンピューター、各種デバイスに、
「あちら側とこちら側」というズレを感じません、
しかし、多くの人が「あちら側とこちら側」というズレを感じている。
そこに私は強く興味をもったのです。
「あちら側とこちら側」というもののズレはどこからくるのか。
それは「自己防衛本能」と言ってもいいでしょう。
自分は「安全な場所」に居るという安心感を持ちたいのです。
そこに人は「あちら側とこちら側」というものを生成するのです。
僕はその事を東日本大震災で強く感じました。
テレビやパソコン、各種デバイスから届く情報が、 多くの人間にとって、
「あちら側」の出来事でしかなかった。
それが、本音ではないでしょうか。
「ディスプレイ」の向こう側は、
多くの人々にとって「こちら側」では無かったのです。
僕はこの本質を「Display」という作品でえぐっていきたい。
今回第一弾の「Display」という作品は、
あなたのパーソナルコンピューターの「ディスプレイ」を、
ジャックするという最先端の試みです。
あなたの「ディスプレイ」のコンポジション、
コンテクストを、 すべて奪い、私の作品にしてしまいます。
これは「あちら側とこちら側」をヴァインディングする試みです。
ぜひ私の新作「Display」をお楽しみ下さい。

新作「Display」
http://fundamentalism.biz/

 

(美学者母のおすすめ記事)
『ウェブアート宣言』
美とは愛であり 愛とは人である
個人の時代がやってくる
『ごっこ論』(美術理論)
『情報美術論』(美術理論)