No.0092

憲法や法の支配を神格化する日本人

text : mama(美学者母)
2015年7月12日(
日曜日)執筆

 同性婚の次は近親婚?ドイツ政府の倫理委員会が兄妹婚の合法化に賛成
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そもそも自由という意味とそれに対する規制の意味を根本的に考えるべきです。今世界では権利が膨張しすぎています、
人間と同じような権利を動物にあるとしたり、自然環境にもあるのだとしたり。そもそも人間の地位やその意味をクリアに定義しないと、
このような倫理的な問題はどんどん生まれてきます。
そもそもなんでも権利があり権利を主張できるなら、
法の支配の根本的な意味がなくなるわけです。
最近少年Aの本の出版にも色々と思う所が色々あるのですが、
例えば憲法9条にしても。
憲法や法律もそうですが日本人は法の支配は普遍的だと誤解しています、
僕は法の支配は流動的であるという、
大前提を日本人は持つべきだと考えています。
日本人はルールを与えられ遵守することをある種美徳とします。
それは神道的な自然信仰からくるメンタリティーなのですが、
そこはしっかりとルールを創造することを、
義務として担わなくてわならないのです。
憲法や法の支配を神格化しているのが今の日本人です、
今の憲法も現代の僕たちには与えられた憲法です。
憲法をこれだけの間改正もしないで使っているのは日本くらいなものです。
根本的に何が言いたいのかと言うと、
憲法や法の支配をタブーにするのではなく、
しっかりと議論し、
それまでの先入観をリセットする機会がある事が重要なのです。
一昔前では同性婚さえも法の上ではタブーだったわけです、
特に日本ではそうです。
今の日本では近親婚なんてタブー中のタブーでしょう。
僕自身も近親婚はどうだろうと思いますが、
実際にそれが変わるにしろ変わらないにしろ、
法律を変える事に対してその機会が与えられる事が重要なのです。
日本人は憲法、法の支配、ルールを神格化しすぎています。
その様なメンタリティーを少しずつ変えていくべきだと考えています。