No.197

芸術家が広告で収益を上げるという先進性

text : mama(美学者母)
2017年1月26日(木曜日
)執筆

 

キングコング・西野さんの絵本無料公開を批判するクリエイターは、
今後確実に食えなくなる。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakajimayoshifumi/20170126-00066990/

 

さて今クリイティブ業界で話題の、
西野亮廣さんの問題です。
私は西野亮廣を、
非常に才能があり有能な方だと評価しています。

日本のクリエイティブ業界というのは、
こういう突出した才能が現れると、
「出る杭は打たれる」、
という慣習で、
フルボッコに叩いて、
どうにか村を守ろうとするのです。

すなわち、
自分たちの既得権益を守りたい、
そのような保身や嫉妬、
それが西野亮廣叩きの本質なのです。

そんなこんなで、
僕の芸術活動にも通づる話なので、
少し私の企てを紹介したいと思いますね。

僕はインターネット上の文字や文章、言説を、
芸術作品としています。
それは今までも美術的ロジックとして、
皆様にその構造はご紹介させていただいています。

そうした時に、
私は芸術家としての独立性、
つまりインディペンデントである。
その様な立場を担保する必要があります。

私はその点について、
非常に先進的なアイデアを思いつきました。
それがネット広告です。

皆様もご存知の通り??
私のWEBには広告が掲載されています。
これはグーグルの広告ですが、
これで実はマネタイズできているわけですね。

つまり、
私は純粋芸術作品で、
マネタイズする事に成功しています。
100パーセント純粋芸術で、
独立性を担保しながらマネタイズする。
僕はその様なスキームを開発する事ができました。

僕は会田誠などにも独立性に対して疑義を唱えましたが、
例えば、今最先端で活動しているアーティストが、
絶対的な独立性を担保して活動しているでしょうか?
例えばギャラリー、美術館、キュレーター、
色々なドグマに侵されなが、
しかしお金を提供してくれる相手には、
結局独立性を担保することは、
物理的にも、精神的にも難しいのです。

つまり今アーティストに求められているのは、
自らマネタイズする能力なのです。
そういう意味で、
僕は西野亮廣と通ずるところがあるし、
とても尊敬できます。

つまり芸術にしても、
出版にしても、
根本で今何が起こっているのか、
それをきっちり見極めることが大切です。

一昔前、
いや今も続いていることですが。
その村に所属していないと、
それらはマネタイズする恩恵が受けられなかった。

しかし、
僕はアートの村には所属していません。
しかし純粋芸術作品そのものを、
マネタイズしています。

その事が、
既得権益者にとって、
どれだけ苛立たしいかよくわかります。

それが西野亮廣叩きの根本です。
しかし時代は待ってくれないのですね。
西野亮廣を叩いている様な人間は、
時代とともに居なくなる。
ただそれだけです。

村で囲い込んでマネタイズする、
その様な時代は終わったのです。

サヨウナラ村社会。。。

 

美学者母