No.202

遊びで稼ぐ時代へ、
産業から余業への経済革命、
今後仕事は無くなり遊びで稼ぐ時代

text : mama(美学者母)
2017年2月18日(土曜日
)執筆

 

産業革命以後、
私たちは産業を中心とした経済活動を通じて仕事をし、
生活を安定させてきたわけです。

しかし産業革命も、
IoTやAIに代表される第四次産業革命に入り、
そもそも産業というもの自体に限界が生まれている、
そのように私は強く感じています。

そこで、
私が考える第四次産業革命以後の、
社会のあり方、世界のあり方を、
皆さんにお届けしたいと思います。

まず「産業」とはなんでしょうか?
産業とは、
人間が生活するうえで必要とされるものを生み出したり、
提供したりする経済活動のことです。
しかし、現在の世の中を見渡してみると、
私たちの身の回りはモノで溢れかえり、
生活に必要なモノは大抵満たされています。
つまり人間にとって必要な産業は無いのです。
そしてもしあったとしても、
それはもう人間が行う活動では無いのです。

第四次産業革命ではIoTやAIが中心になりますが、
もう人間そのものが、
人間の生活に必要なものを生産したりする、
産業そのものの価値が無くなります。
そして産業は人間以外の、
機械やロボット、人工知能やIT、IoTが担います。

つまり、 人間による産業の崩壊です。
産業が崩壊すると仕事も無くなります。
しかし産業をベースにした仕事がなくなると、
人間は何をして生きていくのでしょうか?

そこで今色々と騒がれている政策が、
「ベーシックインカム」です。

これは、
そもそも産業の崩壊とともに、
人間が最低限の生活を維持するための方策です。
しかし人間はそれだけでは満足しないでしょう。
それらの次に来る考え方が僕の言う「余業」です。
これは「産業」に変わる言葉です。

つまり「余業」とは、
産業とは違い人間の生活に無くてもいいもの、
それらで経済活動が回るというものです。
もっと具体的に言えば、
これからの人間は、
最低限の生活を保障されながら、
自らの好きなことでお金を稼ぎ、
それらが社会を循環させる事になります。

現時点では皆様にはあまりリアリティが湧かない、
しかしその様な時代はもう始まっています。
仕事やお金の概念が大きくパラダイムシフトしますし、
そこから家族やコミュテニィの定義も変わってきます。
実際に仕事が無くなるという方向に、
今世界は進んでいますし、
それに合わせて、
ヨーロッパではベーシックインカムの導入も進んでいます。

これは再配分の仕組みというものでは無く、
ポスト産業の時代、
余業時代、余業革命の前触れなのです。

ではここでこれから皆さんがどう生きていけばいいのか、
その辺のご提案をさせていただきます。
それはとてもシンプルで簡単な事です。
とにかく好きな事を見つけて、
とことん極める事です。

今後この様なものがどんどんマネタイズされます。
逆に好きな事がない人は、
どんどん貧しくなっていくでしょう、
それは物理的にも精神的にも。
その格差はとても大きな格差を生み出すでしょう。

そういった時代の本格的な到来の前に、
皆様も人に負けない「好き」を見つけておいて下さい。

 

美学者母