産業革命以後、
私たちは産業を中心とした経済活動を通じて仕事をし、
生活を安定させてきたわけです。
しかし産業革命も、
IoTやAIに代表される第四次産業革命に入り、
そもそも産業というもの自体に限界が生まれている、
そのように私は強く感じています。
そこで、
私が考える第四次産業革命以後の、
社会のあり方、世界のあり方を、
皆さんにお届けしたいと思います。
まず「産業」とはなんでしょうか?
産業とは、
人間が生活するうえで必要とされるものを生み出したり、
提供したりする経済活動のことです。
しかし、現在の世の中を見渡してみると、
私たちの身の回りはモノで溢れかえり、
生活に必要なモノは大抵満たされています。
つまり人間にとって必要な産業は無いのです。
そしてもしあったとしても、
それはもう人間が行う活動では無いのです。
第四次産業革命ではIoTやAIが中心になりますが、
もう人間そのものが、
人間の生活に必要なものを生産したりする、
産業そのものの価値が無くなります。
そして産業は人間以外の、
機械やロボット、人工知能やIT、IoTが担います。
つまり、
人間による産業の崩壊です。
産業が崩壊すると仕事も無くなります。
しかし産業をベースにした仕事がなくなると、
人間は何をして生きていくのでしょうか?
そこで今色々と騒がれている政策が、
「ベーシックインカム」です。
これは、
そもそも産業の崩壊とともに、
人間が最低限の生活を維持するための方策です。
しかし人間はそれだけでは満足しないでしょう。
それらの次に来る考え方が僕の言う「余業」です。
これは「産業」に変わる言葉です。
つまり「余業」とは、
産業とは違い人間の生活に無くてもいいもの、
それらで経済活動が回るというものです。
もっと具体的に言えば、
これからの人間は、
最低限の生活を保障されながら、
自らの好きなことでお金を稼ぎ、
それらが社会を循環させる事になります。
現時点では皆様にはあまりリアリティが湧かない、
しかしその様な時代はもう始まっています。
仕事やお金の概念が大きくパラダイムシフトしますし、
そこから家族やコミュテニィの定義も変わってきます。
実際に仕事が無くなるという方向に、
今世界は進んでいますし、
それに合わせて、
ヨーロッパではベーシックインカムの導入も進んでいます。
これは再配分の仕組みというものでは無く、
ポスト産業の時代、
余業時代、余業革命の前触れなのです。
ではここでこれから皆さんがどう生きていけばいいのか、
その辺のご提案をさせていただきます。
それはとてもシンプルで簡単な事です。
とにかく好きな事を見つけて、
とことん極める事です。
今後この様なものがどんどんマネタイズされます。
逆に好きな事がない人は、
どんどん貧しくなっていくでしょう、
それは物理的にも精神的にも。
その格差はとても大きな格差を生み出すでしょう。
そういった時代の本格的な到来の前に、
皆様も人に負けない「好き」を見つけておいて下さい。
美学者母