No.237

実態の無いアート、
デリバティブアート宣言が意味するものと、
その表層としてのstartbahn(スタートバーン)の
アートとブロックチェーンの取り組み。

text : mama(美学者母)
2018年12月20日(木曜日
)執筆

 

私の場合ブロックチェーンに、
本格的に興味を持ったのは、
2017年で始めで、
2017年年末に起こった、
仮想通貨バブルが起こる前でした。

そして仮想通貨やブロックチェーンを研究し始めて、
ビットコインには当初考えられていた思想が、
あったわけですが、
その思想からいかに現状のビットコインが、
乖離しているのかという事を理解したわけです。

 

その上でビットコインという現物には興味を無くし、
私はビットコインFXで、
20倍のレバレッジをかけた取引で、
少しだけ利益をあげることができました。

さらに2017年年末には、
このバブルが崩壊することを早期に気づき、
2017年年末に空売りで少しだけ儲けました。

 

この様に私は一通り、
仮想通貨のビットコインや、
ブロックチェーンを体験し、
2018年4月に、
「デリバティブアート宣言」を宣言しました。

現在金融庁などでは、
仮想通貨という名称を暗号資産という名称へ、
変更する通達が出されていますが、
私自身も、
例えばビットコインなどの通貨としての可能性を、
早期に否定し、
金融商品としての相場という扱いで、
現物ではなくFXという場を選んでいたわけです。

 

現状のブロックチェーンでの、
仮想通貨をいわゆる通貨の代わりとして使う、
その様な事は非常に難しいと考えています。

その上で暗号資産としての扱いでは、
一つの金融商品としての、
資本の増幅装置としての役割は、
何かしらになっていくものだと考えています。

 

それ以上に私はアーティストですので、
アートとブロックチェーンという関係性を、
非常に合理的なものとして捉えていました。

特に現代のアートは、
資本主義の資本をベースに、
アート業界のスキームは築かれ、
その上でアートをデリバティブ化するには、
もっとも適したプラットフォームだと考えています。

 

つまりその他のデリバティブな、
金融商品の様に、
実態を無視して、
情報だけをトレードする、
それがアートマーケットで可能である、
その様に考えているわけです。

 

具体的に言うと、
イーサリアムなどの、
スマートコントラクトなどを使えば、
作品の証明書だけのやり取りが行えます。

つまり大きな倉庫に大量に、
アート作品を保管するだけしておいて、
証明書の売買だけが行われる、
その様な作品本位では無い、
その様なアートトレードの時代がくるでしょう。

もっと言えば、
各作家の先物も可能でしょう、
例えば村上隆が次に作る作品の、
先物の売買など、
金融派生的に、
アート型金融派生商品の様なものもできます。

まさに、
私が宣言した、
「デリバティブアート宣言」は、
この様な実態の無いアートを、
予見し定義しています。

 

そんなことが本当に起こるのか?
私はその様な時代は必ず来ると考えています。

そして実際にその様な展開している企業、

startbahn(スタートバーン)
https://startbahn.jp/

と言う企業があります。

私は非常に期待していますし、
アートが完全に次の次元へとブレイクスルーする、
その様に強く感じています。

アートの流動性、
アートの価値担保、
アートのマーケティング、
アートの信頼性、
ブロックチェーンにより、
個人の作品の証明書を、
スマートコントラクトで管理することが、
行われる様になれば、
今本当に苦労しているアーティスト達に、
絶大な恩恵を与えることは間違いありません。

 

この様にスマートコントラクトは、
少しづつ進んでいくでしょう、
そして、
いつしか私の提唱する、
「デリバティブアート」の時代が、
訪れるでしょう。

 

デリバティブアート宣言
https://www.machromatic.net/

 

 

 

美学者母

 

 

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