No.275

日本人の先見の明と幼児性
(マネタイズできない日本人)

text : mama(美学者母)
2018年8月15日(水曜日
)執筆

 

自分のやっている事を、
上手くアウトライン化できない人って、
非常に多いなぁと最近強く感じます。

特に日本人はアウトライン化、
つまり概念化することがすごく苦手ですね。

私はそういった日本人の根本的な原因が、
「ルールは与えられるもの」という認識に、
あるのではないかと考えています。

いきなり話が少しずれますが、
例えば憲法の問題でも、
やたらと憲法改正を嫌がる日本人が多いのです。

これもつまり、
「ルールは与えられるもの」という思想から、
憲法改正への嫌悪感の様なものを感じるのだ、
その様に考えるわけです。

いわばルールというのは、
神様の様な存在が与えてくれるもので、
ルールを創る事は、
自分たちがやってはいけない事である。

その様なアプリオリな信念の様な、
またある種信仰の様なものを感じます。

こういう振る舞いは、
人間としては非常に幼稚な振る舞いです。

子供を観れば明らかですが、
子供は大人にルールを与えられるだけで、
それを守るか、
守らなければ大人に叱られるわけです。

例えば憲法改正一つとっても、
私は時代とともに改正する部分は、
色々とあると思います。

しかし与えられたルールをひたすら、
守ろうという姿勢は幼稚的で、
合理的でない振る舞いだと考えています。

 

これは憲法といったものだけにとどまらず。
ビジネスやテクノロジーでも、
日本人はルールを創ることが、
非常に苦手なわけです。

日本人は特に幼稚な国民ですから、
何か新しい事を発見するのは、
他の人々よりも非常に早いのです。

それはビジネスでもテクノロジーでも、
色々な事例がありますが、
ここでは割愛します。

そして日本人は、
テクノロジーでもビジネスでも、
ユニークで新しいものを、
いち早く発見し、
それを面白がるのですが、
面白がった後は、
飽きてしまって忘れてしまうのです。

そして、
大人な人間、
つまり成熟した西洋の人間に、
それを世の中を便利にするアイデアとして、
上手くマネタイズされて、
日本人は何の旨味もなく、
指をくわえてそれ観ているだけ、
それが現状です。

 

幼稚性こそが日本人の特性だ、
そういって肯定することもできますが、
これからは日本人も、
社会を変革するダイナミズムを、
私は持つべきだと考えています。

この様な事に気づいた、
または知ってしまったなら、
自分自身のマインドを変える、
それがまさに自分自身を成長させる、
また日本をボトムアップさせる、
その様な事につながっていきます。

ではその上で、

私たちは何をしていけばいいのか?

 

それは、
「ルールは与えられるもの」、
という思考を変える事です。

「ルールは自らで創っていくもの」、
という思考へマインドチェンジを、
しっかりと根本的に変革するのです。

日本人は与えられた「条件」で、
動こうとします。

それは大きな間違いです。

まず自らで「条件」を創る、
つまり「環境」を創る、
「ルール」そのものを創る。

今世界中の人々は、
切磋琢磨し、
自らの「ルール」を、
標準化しようと動いています。

これからの日本人は、
しっかりと成熟した大人として、
「ルールは自らで創っていくもの」、
という事を自覚しなければ、
どんどんと遅れて衰退していくでしょう。

 

今の若者たちに私から一言、

「ルールは守るな!!ルールは創れ!!」。

 

この言葉の意味を深く理解し、
あなたの人生で実践してください。

 

 

 

 

美学者母

 

 

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