No.279

純粋さが価値になる、
透明性の時代。
(正直者が馬鹿を見ない時代になる)

text : mama(美学者母)
2018年8月22日(水曜日
)執筆

 

最近世の中を眺めていて、
よく思うのは、
正直者が評価される時代になってきたなと感じています。

 

一昔前なら、
裏で権力や資本を握っている人間が、
色んな操作をして、
自分だけが有利になれる時代でした。

しかし最近はその様相も変わってきました。

それは偏に、
インターネットのおかげとも言えます。

しかしインターネットも当初は、
匿名掲示板などで、
匿名で他人の誹謗中傷をしたりと、
その様な使われ方をしていました。

しかし最近では、
個人メディアとしての側面が、
その匿名性のパワーを上回ってきた、
その様に強く感じるのです。

インターネットの個人メディアとしての地位が、
マスメディアと同等、
それ以上の地位となってきており、
それに伴い、
個人メディアの価値が向上したのです。

これは、
匿名で卑怯に誹謗中傷する事よりも、
個人メディアとして、
正々堂々と情報を発信する事の方が、
価値が高いと、
社会が認めた結果だと考えています。

 

この様に現代のインターネットは、
自分自身の存在を透明化し、
個人の主張をしっかりと、
純粋に発信することが、
一昔前のインターネット社会との、
「違い」の様に考えています。

それはインターネットのみならず、
物理空間の世界、
いわゆる現実世界でも、
同じ様に純粋さが求められている時代、
その様に考えています。

それは例えばビジネスでも、
スポーツでも、
あらゆることで、
純粋さ、
すなわち透明性が求められています。

これは非常に良い傾向だと、
私は考えており、
私自身がアートのブラックボックスを、
いかに透明性を高くしていくか、
という私自身の活動とも、
シンクロします。

 

つまりこれはどういう事かと言いますと、
本当の意味で、
あらゆるものが民主化されてきている、
という事なのです。

インターネットも、
現実世界も、
ビジネス、
スポーツ、
それらには、
一昔前には全て、
ブラックボックスの部分が、
少なからずあったわけです。

しかしあらゆるものの民主化に伴い、
少しづつ、
純粋で透明性の高い声が、
ボトムアップされてくる事で、
それまでブラックボックスの恩恵を受けてきた、
一部の権力者が、
浮き彫りにされ排除されているわけです。

 

そして現代、
そういった声にこそ、
真の価値がある事に皆さんが気付き始め、
正直者が馬鹿を見ない時代へと、
なってきています。

これはすなわち、
評価主義の始まりでもありますが、
評価主義において最も価値のないものは、

「嘘」や「偽り」です。

誰かを貶めようとか、
自分だけ得をしようとか、
そういったメンタリティでは、
生き抜いていけない世の中になります。

 

むしろそういった事が、
正直者が増える事によって、
浮き彫りにされ、
さらに自らの評価を下げる事になります。

 

これからの時代この様に、
非常にシビアな時代になってきますが
、 同時に全ての人に平等に、
チャンスがある時代になってくるのです。

そして、

「正直者が馬鹿を見ない時代」が、

もうやってきているのです。

 

ポジティブな面、
ネガディブな面、
どちらも含めて、
貴方は貴方であり、
私は私なのです。

 

それを偽らずに、
正直に吐露する事そのものが、
「価値」になる時代がやってきたのです。

 

 

 

美学者母

 

 

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