No.280

銀行はもういらない、
そしてどんどん潰れていく。
(ポスト間接金融の時代へ)

text : mama(美学者母)
2018年8月24日(金曜日
)執筆

 

やっと夏も終わろうとしています。
毎年夏には腹痛に悩まされております美学者母です。
お腹が冷えるのでしょうね。。。

 

さて今回は金融のお話です。
フィンテックなどいろいろ騒がれていまして、
仮想通貨も含めて新しい金融の時代へと、
少しずつ変わっています。

具体的には私たち宿泊業をしていますが、
そもそも現金は90パーセント使用していません。
私たちはPaypalを使って決済しており、
基本的に現金での支払いは受け付けていませんが、
中にはどうしても現金でという方がおりまして、
確実に宿泊してくれるだろうというお客様には、
イレギュラーに現金で対応しております。

 

特に私たちは海外のお客様も来られるのですが、
そんな場合でも、
Paypalでリアルタイムに決済していただけ、
非常に便利です。

こうやって日常的に、
海外からの支払いをインターネットで、
やりとりしていると、
まさに銀行や現金の必要性が、
無いことにいち早く気づくわけです。

 

こうやって私たち程度のレベルで、
こういった現状になっているわけで、
皆様もご想像が容易につくかと思いますが。

銀行なんてものはもういらないんですね。

銀行の大きな役割としては、
「預金」「預金口座」だと思います。

つまり会社員の方だと、
給料の支払いが銀行口座なわけですから、
銀行口座が必要になってきます。

それってあくまで給料の支払いが、
銀行口座に振り込まれるから、
銀行口座が必要なだけで、
もし会社が違う方法で給料を支払ったら、
銀行口座は必要ありません。

また社会はそういったことに合わせて、
銀行口座からの支払いを前提に、
様々なシステムが運用されています。

しかし大元を辿れば、
会社自体が銀行から融資を受けてたりするので、
会社の資金の運用が銀行で回っているので、
給料も銀行口座に支払うことが合理的だったわけです。

これは間接金融といい、

「お金を貸す人」と「お金を借りる人」、
それを仲介する「銀行」から、
会社が融資を受けるという、
銀行が仲介するシステムです。

 

つまり「預金者」は「お金を貸す人」、
「融資を受ける会社」は「お金を借りる人」、
このような間接金融が、
旧来の典型的な形です。

つまり貴方が勤める会社は、
銀行から融資を受けていて、
会社はその銀行に口座があり、
そこでお金を管理しているわけですから、
銀行口座間で送金が発生するのは、
合理的ではあります。

 

そういった事から、
みなさんが銀行口座を持っている、
そのような状態が創発されているわけです。

しかしこの間接金融のビジネスモデルも、
どんどんと淘汰されてきています。

例えば送金という面では、
私どもの実例を挙げましたが、
Paypalなどの方が、
早くて安全に送金できますし、
海外送金なども便利です。

 

その次にもっとも重要な事ですが、
資本主義において、
お金を集めるという行為、
例えば「融資」的な事はというと、
現在ではクラウドファンディングなどで、
資金を集める方法がどんどんと生まれています。

このクラウドファンディングも、
いってみれば新しい金融システムです。

そしてこの辺をもっと先鋭化したのが、
「ONE」や「CASH」などの、
新しいサービスです。

例えば「ONE」だと、
「画像」買取サービスなのですが、
これもある意味、
新しい金融サービスなのです。

これらの新しいサービスは、

新しい「直接金融」なのです。

 

直接金融とは、
簡単に言えば「株式」がそうです。

つまり、
「お金を貸す人」と「お金を借りる人」、
これが直接やりとりするシステムです。

このシステムの中には、
銀行は必要ありません。

つまり世界はこの方向へ進んでいます。

そこでこれから重要になってくるのが、
「評価」をベースにした「信用」です。

これまで銀行が行なっていた、
また信用調査会社が担っていたような類の事が、
インターネット上での「評価」をベースにした、
「信用」に基づき、
その「直接金融」は行われるようになります。

 

私が以前から「評価社会」「評価経済」の時代、
そのような言説をしていますが、
それは、
「間接金融」から「直接金融」への移行、
と同じことなんですね。

おそらくこれからは、
例えば、
「フェイスブックランク」とか、
「ツイッターランク」とか、

その人の「評価」がランク付けされるでしょう。

おそらく、
「評価」が高ければ高いほど、
様々な恩恵を受けることになってきます。

つまり私が先日言説したもので、
「正直者が馬鹿を見ない」社会ということは、
このようなことをベースに言説しています。

つまり。

「間接金融」というのは、
ある種仮面を被った「信用」が通じる世界でしたが、
「直接金融」というのは、
純粋で透明性の求められる「評価信用」の世界なのです。
今までは銀行に一極集中し、
銀行に信用されれば世の中を渡っていけましたが、
これからは個人が個人を評価する世界になり、
アメーバーの様に評価し合う世界になるのです。

つまりこの様な背景からも、
銀行の存在意義はなくなり、
銀行はなくなるのです。

そして、
「正直者が馬鹿を見ない」社会が訪れます。

しかしその社会は私が予想するに、
個人の努力や積み重ねが求められ、
今よりももっと厳しい世界になるのは、
容易に予想できます。

 

もうその時代は来ているので、
その心づもりを持って、
日々を生きていってください。

 

 

 

 

美学者母

 

 

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