No.283

人間にとってのアウトラインの大切さ。
(リフレーミングという能力)

text : mama(美学者母)
2018年9月12日(水曜日
)執筆

 

いやいやいや。。。
台風や地震がありまして、
夏の暑さも異常だった2018年ですが、
個人的には年末へ向けて、
少し腰を落ち着けることができる様になってきました。

しかしまだまだ、
大阪や北海道など自然災害の爪痕が残り、
被害の後片付けなど、
不自由をしている方もたくさんおられます。

皆んなで協力して頑張りましょう!!!

 

そして今回は、
人間にとってのアウトラインの大切さ、
その様な事を言説していきたいと思います。

私はアートが専門で、
アート活動をしているのですが、
アートにとってアウトラインというのは、
原理と言っていいものです。

そしてアートにとっての原理ということは、
他の人間の営み全般に、
関わってくるものなのです。

それは、
例えば「災害が多い日本」にも関係しますし、
数十年前から問題の「ひきこもり」にも関係します。

「宗教」や「ビジネス」、
「政治」や「生活」、
これら全てに関係します。

それはどういうことか簡単に説明すると、
人間はアウトライン、
つまりフレームの中を生きている。

そういう言い方が一番理解しやすいでしょう。

そしてそのフレームワークというのは、
人それぞれ違うということです。

例えばそれは思想的に言えば、
「大きな物語」からの、
「大きな物語の終焉」という言い方もできます。

つまり現代というのは、
このフレームワークの偏差が大きくなっているわけです。

つまり「大きな物語は終焉」して、
個人それぞれが別々の物語を生きている時代なのです。

つまりこの辺を考えると、
前時代的な、
精神医学自体が通用しない時代なのです。

それは医学とは、
「オーダーメイド」の治療はできないわけです。

つまり「大きな物語」を想定した、
ある種「一般常識」を想定し、
その「常識」から逸脱したものを、
「病気」と診断するわけですが、
現代ではその定量的な尺度は、
もう崩壊しているわけです。

つまり、
みんなが同じ「精神」を持っている、
その様な前提条件では、
つまり「精神医学」では、
計り知れないのが、
現在の「人間」なのです。

 

少し話が「医学」の方へ逸れましたが、
つまりこの様な事は、
先述した人間の全ての営みに言える事で、
その現状がわかりやすい、
「精神医学」で説明させていただきました。

私はこの辺で本当に歯痒いわけです。

「精神医学」というものは非常に遅れており、
また社会は「医学」というものを「盲信」する。

私が知る限り、
日本の「精神医学」が機能していないのは、
明らかな現状で、
その様な「医学」、
つまり「権威主義」的な、
「精神の不理解」によって、
社会全体に弊害を起こしています。

例えば、
今話題のスポーツ界での「パワハラ問題」、
これも「権威主義」の名残であり、
更に言えば「軍国主義」の名残であるわけです。

私は小さい頃から高校まで「野球部」でしたので、
スポーツ界の「暴力」というのは、
身を以て体験しています。

この様な「暴力」は、
非常に「非合理的」なもので、
全く意味のないものです。

 

ここからは「精神」ではなく、
「脳」と言いますが、
ここまで述べてきた様な、
様々な「脳」の問題というのは、
大抵「リフレーミング」というもので、
「問題解決」することが「可能」なのです。

なぜなら「人間」は、
「アウトライン」つまり、
「フレーム」の中に生きているわけです。

それは「私の知り得る概念世界」とも言えます。

人間はその前提、
すなわち「私の知り得る概念世界」、
それは「私の知らない世界」も含まれますが、
その前提を「絶対的世界」として生きるわけです。

その「絶対的世界」というのは、
「私が知らない世界があるのを知っている」、
その様なことも含めた「絶対的世界」。

普通人間はその、
「絶対的世界」でしか生きれないと、
「思い込んでいる」のです。

しかし人間はその前提、
つまり「アウトライン」、
または「フレーム」を自由に変化させる事ができます。

それを「リフレーミング」というわけです。

基本的にアートは、
このリフレーミングを自分でできないと、
アートを理解しているとは言えないと、
私は考えていますし、
そもそもそれは「アートの原理」なのです。

なかなか自分自身で、
自分を「リフレーミング」する能力をつける、
というのはハードルが高いですが、
他人から「リフレーミング」してもらうというのは、
EMDRという眼球運動を使った方法で、
専門機関に行けば治療を受ける事ができます。

私は以前からこのEMDRの有効性を訴えていますが、
あまり広がっていない、
それは副作用が強く、
「医学界」などがこの方法を推奨していない、
その様な側面が大きくあります。

その他で言えば、
認知行動療法なども、
「リフレーミング」には有効です。

 

今の「精神医学」は非常に遅れていますが、
「医学」的に治療を受けたければ、
探せば「専門機関」があると思います。

私はアート活動をしていますので、
「医学」ではなく、
「美学」的に「リフレーミング」を希望する方は、
私に直接相談して下さい。

 

これは本当に重要なのですが、
「アウトライン」や「フレームワーク」の、
「リフレーミング」は、 すごい力を持っています。

この辺の事に興味のある方も、
ぜひ一度美学者母にご相談ください。

 

 

 

 

 

美学者母

 

 

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