いやいやいや。。。
台風や地震がありまして、
夏の暑さも異常だった2018年ですが、
個人的には年末へ向けて、
少し腰を落ち着けることができる様になってきました。
しかしまだまだ、
大阪や北海道など自然災害の爪痕が残り、
被害の後片付けなど、
不自由をしている方もたくさんおられます。
皆んなで協力して頑張りましょう!!!
そして今回は、
人間にとってのアウトラインの大切さ、
その様な事を言説していきたいと思います。
私はアートが専門で、
アート活動をしているのですが、
アートにとってアウトラインというのは、
原理と言っていいものです。
そしてアートにとっての原理ということは、
他の人間の営み全般に、
関わってくるものなのです。
それは、
例えば「災害が多い日本」にも関係しますし、
数十年前から問題の「ひきこもり」にも関係します。
「宗教」や「ビジネス」、
「政治」や「生活」、
これら全てに関係します。
それはどういうことか簡単に説明すると、
人間はアウトライン、
つまりフレームの中を生きている。
そういう言い方が一番理解しやすいでしょう。
そしてそのフレームワークというのは、
人それぞれ違うということです。
例えばそれは思想的に言えば、
「大きな物語」からの、
「大きな物語の終焉」という言い方もできます。
つまり現代というのは、
このフレームワークの偏差が大きくなっているわけです。
つまり「大きな物語は終焉」して、
個人それぞれが別々の物語を生きている時代なのです。
つまりこの辺を考えると、
前時代的な、
精神医学自体が通用しない時代なのです。
それは医学とは、
「オーダーメイド」の治療はできないわけです。
つまり「大きな物語」を想定した、
ある種「一般常識」を想定し、
その「常識」から逸脱したものを、
「病気」と診断するわけですが、
現代ではその定量的な尺度は、
もう崩壊しているわけです。
つまり、
みんなが同じ「精神」を持っている、
その様な前提条件では、
つまり「精神医学」では、
計り知れないのが、
現在の「人間」なのです。
少し話が「医学」の方へ逸れましたが、
つまりこの様な事は、
先述した人間の全ての営みに言える事で、
その現状がわかりやすい、
「精神医学」で説明させていただきました。
私はこの辺で本当に歯痒いわけです。
「精神医学」というものは非常に遅れており、
また社会は「医学」というものを「盲信」する。
私が知る限り、
日本の「精神医学」が機能していないのは、
明らかな現状で、
その様な「医学」、
つまり「権威主義」的な、
「精神の不理解」によって、
社会全体に弊害を起こしています。
例えば、
今話題のスポーツ界での「パワハラ問題」、
これも「権威主義」の名残であり、
更に言えば「軍国主義」の名残であるわけです。
私は小さい頃から高校まで「野球部」でしたので、
スポーツ界の「暴力」というのは、
身を以て体験しています。
この様な「暴力」は、
非常に「非合理的」なもので、
全く意味のないものです。
ここからは「精神」ではなく、
「脳」と言いますが、
ここまで述べてきた様な、
様々な「脳」の問題というのは、
大抵「リフレーミング」というもので、
「問題解決」することが「可能」なのです。
なぜなら「人間」は、
「アウトライン」つまり、
「フレーム」の中に生きているわけです。
それは「私の知り得る概念世界」とも言えます。
人間はその前提、
すなわち「私の知り得る概念世界」、
それは「私の知らない世界」も含まれますが、
その前提を「絶対的世界」として生きるわけです。
その「絶対的世界」というのは、
「私が知らない世界があるのを知っている」、
その様なことも含めた「絶対的世界」。
普通人間はその、
「絶対的世界」でしか生きれないと、
「思い込んでいる」のです。
しかし人間はその前提、
つまり「アウトライン」、
または「フレーム」を自由に変化させる事ができます。
それを「リフレーミング」というわけです。
基本的にアートは、
このリフレーミングを自分でできないと、
アートを理解しているとは言えないと、
私は考えていますし、
そもそもそれは「アートの原理」なのです。
なかなか自分自身で、
自分を「リフレーミング」する能力をつける、
というのはハードルが高いですが、
他人から「リフレーミング」してもらうというのは、
EMDRという眼球運動を使った方法で、
専門機関に行けば治療を受ける事ができます。
私は以前からこのEMDRの有効性を訴えていますが、
あまり広がっていない、
それは副作用が強く、
「医学界」などがこの方法を推奨していない、
その様な側面が大きくあります。
その他で言えば、
認知行動療法なども、
「リフレーミング」には有効です。
今の「精神医学」は非常に遅れていますが、
「医学」的に治療を受けたければ、
探せば「専門機関」があると思います。
私はアート活動をしていますので、
「医学」ではなく、
「美学」的に「リフレーミング」を希望する方は、
私に直接相談して下さい。
これは本当に重要なのですが、
「アウトライン」や「フレームワーク」の、
「リフレーミング」は、
すごい力を持っています。
この辺の事に興味のある方も、
ぜひ一度美学者母にご相談ください。
美学者母