ISを決して肯定する意図は無い。
しかしながら以前から私は、
現代においての国家の形態が変化してきている事に言及している。
それはある種の地政学的な意味での国家モデル、
というものが崩壊してきているという現実である。
それに変わり現れてきている国家モデルはインターネット上での国家である。
これはアップルやグーグルがある種目指している最終形態とも言えるのだが、ISはこれを現実に行っている事を憂慮するべきである。
そして近い未来にこれと同様に、
アップルやグーグルが同じ様な国家モデルを構築するであろう事も、
考慮しなくてはならない。
まだ一般の人々はインターネット上の国家というと、
非現実的や仮想的であり現実世界とは無縁のものであると考えている人が多い。しかし近い将来その現実とインターネットの世界は、
限りなく差異がなくなるのである。
それを僕は現代アートの作品と宣言として発表したものが、
「ウェブアート宣言」であり「ウェブインスタレーション」である。
この作品と宣言は、
ディスプレイのこちら側と向こう側の差異が限りなく無くなった時、
その時のディスプレイの意味をある種アイロニーに表現したものである。
まだご覧になっていないのであればぜひ一度ご覧頂きたい。
確実に近代国家モデルは崩壊してくし、
インターネット国家は勢力を増していくであろう。
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