これって本当に当たり前の事なのだけれど、
意外と忘れ去られがちな事だと最近思うわけです。
情報のみならず、あらゆるモノでも言えるのですが。
そのモノに何かしらの価値が無ければ消え去っていくのです。
人間、地球、世界はそうやって進化、先鋭化してきたわけです。
例えば個人情報然りですが、
個人情報が漏れたとか、
インターネットで晒された。
その様な事件は沢山あります。
その上でネットに流れた情報は、
半永久的に消す事ができないとメディアは煽ります。
しかしどうでしょうか、本当に消せないのでしょうか。
というか、そもそも貴方の個人情報にそんな価値があるのでしょうか。
むしろこの問題はインターネット黎明期である現代だけの問題だと考えます。
ネットが普及してまだ15年程度ですから、まだネットは黎明期です。
すなわち、インターネット上の情報はまだまだ少ない状況なのです。
だからこそ、情報が情報に埋もれる事を意識することが少ないのです。
これからインターネットが30年、50年、100年と経ったとき。
その時に情報が情報に埋もれ、
価値ある情報しか残らない時代が訪れるのは確実です。
その時にある種のネットのテレビ化が起こると予想しています。
情報は選択され、価値ある情報しかアクセスできなくなります。
それは、限られたネットのユーザーインターフェイスに対して。
莫大な情報が、情報の生存競争を始めるのです。
これはどういう事を示唆しているのでしょうか。
これは現代のテレビと同じ状況がネットにも訪れるという事です。
現状のネットは誰でもある程度、自己というものを露出できる媒体です。
「個」のクリエイティビティというのが注目されているのもその為です。
しかしそれは現状の状態であり、未来は様変わりしてくるでしょう。
価値ある情報や価値ある存在でなければ、ネット社会でも現実社会でも、
その存在が「無」になる時代がやってくると考えています。
すなわちネット上の情報がどんどん高度で価値の高いものになって、
その情報を発信する人間は限られてくるという事です。
これはある種、情報の発信者が限定されてくると言う、
現代のテレビと同じ状況になってくると言う事を示唆しています。
しかし逆に僕たちの世代はラッキーなのかもしれません。
それはネットの黎明期においてチャンスがあるからです。
私たちはネット社会においての情報発信者としての、
先行者利益を享受できる状況にいるからです。
例えば、インターネットのインフラ化の先行者利益を得た会社。
ソフトバンクなどが解りやすいですが、
日本では有数の企業になっています。
またソフトバンクは情報においてもヤフーニュースなどで、
その価値を高めています。
僕たちの様なクリエーターは、
現実世界は固よりネット世界でも如何に生き延びていくのか。
その点を現代において考えなくてはならないのです。
今後ネット世界で生き延びていく事も非常に難しい時代がきます。
結局どの世界でもサバイブしていかなければ生き残れないのです。
そしてどの世界でも価値の無いモノは淘汰されていくのです。