No.0089

今まさにアートの民主化がはじまっている

text : mama(美学者母)
2015年7月3日(
金曜日)執筆

 

僕は幅広く世の中のあらゆる事に興味があって、
何か一つの事にとらわれる事はあまりないのですが。
そういった見知で、 経済、科学、政治、社会、文化など色々観ていて。
一番民主化が遅れているのが「芸術」「美術」だと感じています。
何か古い時代のヨーロッパのシステムが未だに利用され、
権威主義的であり、特権階級のみのモノのように扱われている。
それは芸術家や美術家を一人の人間以上に権威づけし、
何か特別な能力者の様な扱いをし。
そして、その特別な能力者の様な人間が創りだしたものを。
ある一部の資産家や権力者が有難がって、
庶民にはこれが理解できないだろうって優越感にひたる。
そんな嘘にまみれた糞なシステム。
今メーカーズムーブメントの様に市民各々がモノ作りをするという、
モノ作りの民主化が大きな波となっている。
これは何を示唆しているのかというと、
すべての人間がクリエーターやアーティストになるという事だ。
これは同時に、
特権的・権威的な意味を持つ芸術や美術システムの崩壊なのだ。
ピラミッド型の社会というものはもう未来の社会の構造ではないのだ、
これからはフラットな社会がどんどんと浸透していくであろう。
そういったフラットな社会は個と個の特徴を認め合う、
そしてあらゆる個性を持った人間達が同じ社会に共存し、
そしてそういった多様性を包容する公共性を生成する。
この様な世界の流れはもう止められないのである。
僕たちは早く気づかなければならない、
人間の中に優劣等存在しない、況してや天才などいない。
ここではっきり言っておく、
芸術や美術で天才の様に扱われ権威を付与されている人間など、
完全な詐欺師なのだ。 そんなもの幻想であり洗脳であり存在等しない。
少なくともこれからアートは民主化され、
誰もがモノ作りをし、芸術性や創造性を発揮しそれをマネタイズする。
今芸術や美術を勉強している者、
況してやそれを仕事としてお金を稼いでいる者は一刻も早く気づくべきだ。
もうそこにアートの民主化という革命が訪れ、
貴方達のアイデンティティは脆くもズタズタに葬り去れるのだから。

美学者母