No.0164

レヴィ=ストロースとポケモンGO

text : mama(美学者母)
2016年10月3日(月曜日
)執筆

 

どうもぅお久しびり!!!
最近ポケモンGOでレベル28になった、美学者母ですwww

ポケモンGOが配信されて早2ヶ月が過ぎました。
基本的に僕はなんでも自分で実践するたちなので、
フィールドワークとして、
ポケモンGOを行っています。

今までフィールドワークとして、
色々な調査を行ってきてました。

それはストリートカルチャーだったり、
インターネットカルチャーだったり、
アウトローの世界だったり。。。

ポケモンGOもその、
フィールドワークの一環なのですが、
フィールドワークと言えば、
レヴィ=ストロースです。

構造主義の祖と言われていますが、
実際に構造主義的に、
フィールドワークで得られるもの、
それは大変貴重なものが多いのですね。

ポケモンGOもある意味特殊な環境です。
物理空間と情報空間がバインディングされていて、
物理空間よりも、
情報空間の方に価値がある状態になり、
同じ物理空間を共有している他人からは、
その人たちはとても奇妙に観えるわけです。

しかし僕は、
この様な現象は非常に初期段階のものだと考えています。
今まで私たちは、
古典物理学をベースに、
物理空間への価値を疑いませんでした。

しかしインターネットの普及と共に、
少しづつ情報空間の価値が見出されてきています。

そして、現在。
その特異点となっているのがポケモンGOです。
同じ物理空間に居ながら、
その場を共有している人間よりも、
情報空間を共有し、
その情報空間にでてくるアイテムやモンスター。
それらに価値を見出し始めた、
ある意味の特異点としての、
概念の反転が起こっています。

この事は、
僕がインターネットをアートに昇華し始めた時から、
考えていたテーマでもあります。

例えば、
ウェブインスタレーション、
ごっこ論、
情報美術論、
そして、
量子論美術。

これらに共通するコアなものは、
物理空間の価値から、
情報空間の価値への移行です。

まだまだ、
僕が考えている事が伝わりにくい世界ではありますが。

あと20年、30年経てば、
僕の言っている事が概念的に掌握でき。
意味としてのゲシュタルトができるでしょう。

なかなかアーティストとして長い道のりですが、
確実にその世界は訪れます。
その時まで地道に精進いたします。

 

 

美学者母