No.305

韓国、北朝鮮が大嫌いな僕が、
最大限韓国人朝鮮人を擁護する。
(嫌いな相手を昇華して受け入れる方法)

text : mama(美学者母)
2019年2月13日(水曜日
)執筆

 

えっとですね、
人間生きていますと、
どうしても嫌いな相手、
ウマが合わないというのは、
日常的にあるものです。

当然その逆で、
私の事を嫌いだという人も沢山いますし、
私とウマが合わないと思っている人も、
沢山いるでしょう。

しかし社会に生きていれば、
その様な嫌いな相手や、
ウマが合わない相手とも、
上手く付き合っていかなければならないわけです。

 

例えば大きな人間の帰属意識として、
「国家」というものがあります。
私は日本に生まれて国籍も日本ですので、
日本という「国家」に、
自由意志というよりも勝手に帰属させられていて、
気づけば「日本人」だったわけですから、
意識、無意識共に、
自分は「日本国」というものに、
帰属意識があるわけです。

そして世界的に見ても、
国家という概念をベースに世界が、
秩序づけられていて、
帰属する国家というものをベースにし、
相対的にその他の国家を観る、
その様な態度が一般的には自然なわけです。

ですから、
国家と国家には差異が生じ、
それぞれの国家間の軋轢となり、
それがあらゆる国際問題を引き起こすわけです。

そしてその様な様々な軋轢から、
それぞれの国民はその他の国に対して、
それぞれ個人のその他の国に対する、
感情を抱くわけです。

例えば私などは、
両親が差別主義者で、
小さい頃から韓国人、朝鮮人に対する、
差別を体験してきたわけです。

またその様な差別用語も日常的に聞いてきました。

さらに韓国人、朝鮮人が、
実際に裏社会を牛耳っている現実や、
韓国や北朝鮮が、
国として日本に対し、
非常識な対応をしている。

その様な様々な事が重なって、
ある程度大人になった時には、
韓国や北朝鮮を大嫌いになっていたわけです。

 

しかしね、
私はこういった事を乗り越えていかなければ、
ならないと考えているわけです。

以前の言説で「神戸連続児童殺傷事件」の、
少年Aを全力で擁護する文章を書いたのですが、
興味があればそちらもご覧ください。

例えば私が「悪」だと思い込んでいるものを、
一度疑ってみるという姿勢を、
常に持っていたいのです。

それはこの世界に、
「絶対悪」も「絶対善」も存在しないからです。

それは各人の見えている世界での、
「善悪」にしか過ぎないからです。

そしてその「善悪」さえも、
各人の「自由意志」に基づくものではない、
その様に考えているのです。

これは、
部分関数的思考やアーキテクチャ的思考なのです。

つまり、
私が韓国や北朝鮮が嫌いだと思う思考は、
自分を定義する環境によって生み出されている。

逆に言えば、
韓国や北朝鮮から出てくる、
ある種反日的な動向は、
それらを定義する環境から生み出されている。

ですから、
例えば私の様に、
韓国や北朝鮮が大嫌いな人間は、
私の自由意志によって生み出された感情では無い、
例えば、
反日的な韓国人や北朝鮮人は、
各人の自由意志によって生み出された感情では無い、
この様に、
例えば韓国や北朝鮮が嫌いな日本人、
日本が嫌いな韓国人や北朝鮮人、
韓国という国家、
日本という国家、
それぞれに自由意志など存在していなくて、
環境によってそうならざるおえない、
つまり、
国家がおかしい、
ではなくその国家を定義している環境がおかしい、
人がおかしい、
ではなくその人を定義している環境がおかしい、
この様な思考である種、
嫌いな相手、
対象を昇華する事を可能にしてくれます。

つまり存在と部分で言えば、
部分は概念世界でありますが、
概念世界を超えた存在にその責任を引き取ってもらいます。

この様な振る舞いを覚えますと、
人間というのは非常に楽になるわけです。

無駄に嫌悪や憎悪のエネルギーを使わなくて済む、
そしてもっと相手や対象を、
プレーンな状態で判断する事ができます。
私の実体験から言いますと、
何人も差別意識というのはあるのです。

これは概念世界で生きている人間にとって、
不可分な振る舞いなのです。

だからこそ何人も各人に差別意識がある、
その様な前提条件にたち、
その差別意識をどう昇華するのか、
そこに明るい未来があると、
私は確信しています。

 

そして、
私が一番嫌いなのは、
「自分には差別意識が無い」と、
大嘘をつく人です。

それは人間の概念世界の原理として、
ありえないのです。

それこそ本当の自分自身と、
全く向き合っていない、
卑怯者であり、
大嘘つきで、
その様な事を言う人間ほど、
「差別主義者」であるのです。

 

今回私がご紹介した様な振る舞いは、
国家間や国の違いという問題だけでなく、
あらゆる軋轢に応用できる考え方です。

ぜひ皆様も実践し、
世界が全ての人々にとって、
素晴らしい世界になる様に努力しましょう。

 

 

 

 

美学者母

 

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