No.369

緊急事態宣言!!!
物理的移動が高コスト高リスクの時代の
最先端アートとは。
(中央集権型から分散型へ
あらゆるものがパラダイムシフトする)

text : mama(美学者母)
2020年4月8日(水曜日
)執筆

 

 

2020年4月7日に、
新型コロナウイルスへの対策として、
緊急事態宣言が発令された。
2010年5月9日。
私は「ウェブアート宣言」を宣言した。

https://www.installation.jp/

 

さてこの様に私美学者母は、
ちょうど10年前に「ウェブアート宣言」を宣言した。
そしてそれから10年後、
新型コロナウィルスへの対策として、
緊急事態宣言が発令された。

僕は10年前の「ウェブアート宣言」を宣言した時に、
何を考え、
そして何が観えていたのだろうか。
その様な一端が少し今回の、
緊急事態宣言で皆さんにも「見える化」された、
その様に考えているのです。

世界の真理とは、
私がどうしようが、
皆さんがどうしようが、
道理に従っていくだけなのです。

私にはその「真理」が観えているからこそ、
10年前に「ウェブアート宣言」を宣言しました。
その後も「真理」の「道理」に従い、
「スマートアート宣言」、
「量子論美術宣言」、
「デリバティブアート宣言」、
など色々な宣言を行ってきました。

それらの宣言の「原理」になるのが、
10年前に宣言した、
「ウェブアート宣言」です。
では「ウェブアート宣言」の本質とは、
一体どういうものなのか、
それを今回、
少し踏み込んだ形で言説したいと思います。

 

私たちの世界というものは、
とても不思議なもので、
その時代その時代に、
「貴重なもの」や「重要なもの」、
それが移り変わっていくわけです。
それはある種の「美徳」とも言えますが、
あの時代に「美徳」とされていたものが、
今では「害悪」とされている事など、
無数に存在しています。

またこの様な「代謝」も、
「世界の真理」であり、
ホメオスタシスを保つためには、
アポトーシスが必要なのです。

例えばそれはアートの表出形態でも、
時代によって移り変わっています。
それはアートだけに限らず、
様々な社会的表出でも、
移り変わっているわけです。

例えば今回問題にしている「移動」でも、
昔は東京-大阪を歩いて移動していたわけです。
しかし現在は「飛行機」や「新幹線」で移動します。
この様に私たちの「世界」というもの、
それは「人間」というものも含めて、
ある種「合理的」な世界へ引き寄せられる。
「合理的」とは「恒常性」とも言えますが、
すなわちホメオスタシスを保つためには、
アポトーシスが必要なのです。

では今回の新型コロナウイルスへの対策として、
緊急事態宣言が発令された。
この「コロナショック」によって、
「見える化」され、
表面化した問題とは一体何かというと、
それはまさに「物理的移動の非合理性」なのです。

そして私が10年前にアート作品として、
「ウェブアート宣言」を宣言した、
その大きな原理もまた、
「物理的移動の非合理性」なのです。

私は18歳からアート活動をしていますが、
最初の10年位は絵や立体作品、
インスタレーションなど、
実際に全国色々なところを回りながら、
アート活動をしていました。

しかし10年くらい活動したある時に、
その圧倒的に非合理的で、
コストパフォーマンスの低い活動に、
ある種恐怖を覚えたわけです。

私は18歳からインターネットを使い、
1998年くらいですから、
本当にインターネットの黎明期から、
インターネットを使っています。

そしてちょうどその頃位には、
高速インターネットも普及し、
本格的なインターネット時代。

 

その様な状況が重なって、
インターネットでアート活動をする。
それがまさに私には、
非常に合理的であり、
コストパフォーマンスも非常に高い。
またこの様なアート活動が、
当たり前の時代が来るであろうことも、
容易に理解できたわけです。

その上で私は、
2010年に「ウェブアート宣言」を宣言し、
ウェブインスタレーションという新しい、
美術概念を発明しました。

 

そして2020年4月、
新型コロナウイルスへの対策として、
緊急事態宣言が発令されたわけです。
私も沢山のアート業界の方々と、
ネットで繋がっていますが。
美術館やギャラリーでの展覧会、
様々なアートイベント、
それらはもはや開催する事が出来ません。

しかし私のアート活動は、
全くの影響なく、
この様にアート活動を通常通りしています。

もはや、
従来のアートの表出形態が、
合理性を失っているのです。

そして私は10年前には、
もうそのことに気づき、
アート活動、
そして作品をインターネットへ、
いち早く変化させたわけです。

これらの現象をもっと論理的に、
また合理的な説明をするとすれば、
最先端の世界というのは、
「分散型世界」「分散型社会」へ、
移行しているという現実です。

例えばアートで言えば、
美術館やギャラリーでの展覧会、
アートイベントなどは、
「一つの場所」に「多数が集合」する。
これはまさに「中央集権型」であり。
私が実践しているウェブアートや、
ウェブインスタレーションは、
それぞれのデバイスのディスプレイが、
私の作品であり、
これはまさに「分散型」なのです。

これらの「分散型」の考え方は、
まさにビットコインなどの、
ブロックチェーン技術などが有名ですが。

これらの「分散型」という考え方自体が、
あらゆる分野で合理的な考え方として、
広がってくると考えています。

 

それは近代において象徴的な、
「万国博覧会」や「オリンピック」、
それはまさに「世界中」から、
物理的に「人が集まり」、
そこで「祭」が行われるという形態。

それは「アート」で言う、
展覧会やアートイベントも同様の形態。
近代ではその形態が、
「貴重なもの」であり「重要なもの」、
としての「合理性」があったわけですが。

もう現在において、
その様なある種「近代の美徳」、
すなわち「中央集権型」自体が、
現在において、
「高コスト」「高リスク」であり、
「非合理的」なものである。

 

まさにその様な現実が、
「潜在化」していたものが、
「顕在化」した。

まさにそれが、
今回のコロナショックの本質なのである。
そしてこれと同時に、
「分散型社会」「分散型世界」、
「ブロックチェーン」など、
世界のパラダイムシフトは、
スピードを増して広がるであろうし。

私が提唱し発明した。
「ウェブアート」や、
「ウェブインスタレーション」の理解も、
格段に進むであろうと期待している。

 

 

 

美学者母

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