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No.378

カウンセリングとかコーチングは、
そんな簡単なものでは無い。
(心屋認定のカウンセラーと名乗っていた人が、
急に心屋を名乗らなくなったので、
ちょっとそれは無責任すぎやしないか。)

text : mama(美学者母)
2020年6月10日(水曜日
)執筆

 

 

ちょうど一年前位にこんな記事を書きました。

「心理カウンセリング(心屋仁之助)とか
自己啓発とか、各種セミナーでの
トートロジーの悪用と洗脳の関係について
(P またはPではない)」

https://www.machromatic.net/column_0324.html

まぁ簡単にアウトラインを説明すると。
僕が知っている方が、
心屋仁之助という方が行なっている、
心理カウンセラーの「マスターコース」という、
50万円もする講座を受けて、
「心屋認定心理カウンセラー」なんて名乗っていたので。

まぁたまたまYoutubeでその人の動画を見て、
これはトートロジーを使った「洗脳商法」だな。
という流れが、
一年前の2019年5月21日(火曜日)執筆の文章です。

まぁこの手の「商法」は世の中には沢山ありますし、
まぁ騙される人も多いわけです。

そして僕的には「注意喚起」という意味で、
社会的使命感に基づいて書いたわけです。

 

僕的に心屋仁之助という方の、
心理カウンセリングには興味も無いですし、
この方のベースはNLPなので、
NLPを学びたければ、
もっと良い本があります。

唯一心配だったのが、
私の知っている方が、
変な方向へ進んでいかないのかと、
まぁこれも余計なお世話ですが。

 

それでここから本題です。
今日かなり久しぶりにその方のブログを見て、
「あれっ?」「んっ?」、
なんか様子が違うぞぉ〜と直感したわけです。

それで少し色々過去のものも含めて、
見てみたのですが。

今年に入ってから「心屋」の文字が、
消えているわけです。

それで僕は、
あーなんかあったのなぁ〜。
と理解して、
「心屋」でググってみたら、
やっぱり去年末に「炎上」してるみたいなんですねwww

なるほどと。

僕はその件については、
全く興味が無いのでふれませんが、
興味がある人はググッてくださいwww
この様な前置きの上でです。

 

私は非常に問題があると考えているわけです。

それは、
心屋仁之助という人間を信仰するのは自由です。
また現時点において「心理カウンセラー」と、
名乗ることも「自由」です。
私が「アーティスト」と名乗ることが「自由」、
である事と同じです。

もう少し「心理」領域、
というものの肩書きについて述べると、
「心理」領域の肩書きにおいて国家資格があります。
それは「公認心理師」です。
名称独占資格として規定されている上に、
「公認心理師」以外は、
「心理師」という名称の使用は法律で禁止されている。

しかし、
現時点で民間資格の「心理士」や「心理カウンセラー」の、
使用禁止までには至っていないのが現状である。

その上で、
この文章を読んでいる方が、
もし「心理相談」などを行う場合は、
適切な「公認心理師」に相談する事を、
お勧めします。

 

ではなぜ、
私が「公認心理師」を勧めるのか、
それは「公認心理師」が国家資格だから、
という側面以上に、
重要な側面があります。
それはその様な肩書きを引き受ける。
その様なもっとも、
「重要」で「原理的」な態度です。

私も「アート」というある種の「認知」、
という領域を「専門」にしています。
それはいわゆる「心」の問題でもあります。

だからこそ、
その「重要性」を知っているからです。

さらに「自分」という、
「自己」の「心理」ではなく。
「他人」という「他者」の「心理」を扱う事は、
非常に「責任」が伴うものであり、
「倫理」や「人格」、
「知性」や「教養」、
様々に高度な能力や技術、
また「精神性」が求められるものです。

だからこそ非常に「ストレス」を感じ、
自らの「心理」の「不調」さえ起こり、
その自らの「心理」さえも、
コントロールする「能力」を求められる。
その様な非常にセンシティブな、
「専門領域」なのです。

 

では今回の「心屋」の、
私の知っている方の事例を振り返ります。

ある一定の期間に「心屋」に心酔していました。
それは、
50万円のマスターコースを受けて、
「心屋認定心理カウンセラー」と名乗っていた。
その様な事実があり自明で、
ブログなどでも、
散々「心屋仁之助」を称賛していたわけです。

しかし、
その「心屋仁之助」が「炎上」した途端に、
今年に入ってからです。
「心屋」の文字は消えて、
「心屋認定カウンセラー」という、
肩書きも無くなり、
その経緯も、
私がみた限り全くふれられていません。

 

「考えが変わる」事が問題ではありません。
誰でも「考えは変わる」ものです。

しかしそれまで、
「心屋」という名称を使って、
「心理カウンセリング」などをして、
「他人」にコミットし、
「対価」として「お金」を、
貰っていたわけですから。
少なくとも、
ブログなどを通して、
「なぜ考えが変わったのか」という、
説明責任があるはずなのです。

つまり、
「心理士」や「心理カウンセラー」と、
名乗るという事は、
それを引き受けるという事であり、
それを引き受けるという事は、
責任を果たすという事である。

その様な、
責任を果たせない人間が、
また一年や二年で、
自分の「考えが変わる」様なレベル、
であるならば、
初めから、
名乗ることを止めるべきです。

「心を操作する行為」というものは、
非常に難しいものです。

また「自分の人生」も「他人の人生」も、
大きく変えてしまいます。
だからこそ、
私は「アート」というものに対し、
20年以上「真摯」に向き合ってきました。

 

今回の「心屋」の言説で、
私が皆様に理解していただきたいのは、
「心理士」であろうが、
「心理カウンセラー」だろうが、
「アーティスト」でも。

もっと言えば、
「誰もが」自分自身に批判的であり、
真摯に向き合い、
反省する。

その様な作法の無い所に、
人間としての「成長」は無いし、
ましてや「心理相談」など以ての外です。

 

今回は知り合いの方のブログで、
しらっと「心屋」の名前が消えて、
さらに「心理カウンセラー」を続けようとしている。

その様な「無責任」なものを目の当たりにし、
この様な言説をするに至りました。

皆さんも、
自らを「批判的」に、
また自分自身と「真摯に向き合い」、
素直に「反省」する。

その様なシンプルな作法の実践を、

ぜひお勧めします!!!

 

 

 

美学者母

 

 

 

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