さて美学者母が沈黙を破るwww
というかあまりに活動の幅を広げすぎて、
文章を書くのにリソースを割いていないだけです。
また皆様の声でもっと頻繁に更新してくれぇという、
メッセージなどが多ければ頻繁に書くかもしれませんwww
それで前回書いた文章からどうやら三ヶ月以上経過していて、
20201年に入って二回しか書いてない模様です。
そんなこんなで、
世界は新型コロナウイルス感染症で混乱している上に、
一年遅れで2020年東京オリンピックが、
本日、2021年7月23日からということで、
色々と節目であると考えまして、
文章を書くことにしました。
特に今回の文章を書くきっかけになった出来事がありまして、
それが、
アマゾン創業者Jeff bezosがロケットで宇宙に到達した、
その様なまさにレガシーを観たからです。
これは民間の会社が、
民間の人間を乗せて、
旅行チケットを購入して宇宙へ行ったという、
まさに宇宙を切り開くレガシーだったからです。
しかし日本人としての僕の現実はというと、
新型コロナウイルス感染症での混乱や、
2020年東京オリンピックでの混乱など、
とてもレガシーとは程遠く、
後ろ向きな「情報」ばかりで溢れかえっている。
その様な悲惨な日本の状態で、
もはや日本人であるという帰属意識が薄らぎ、
ある種その様な日本から距離をとりたい、
現状その様な状況であり、
またその様な行動をとっていきます。
まさに「今」日本や世界でどの様な変化が起こっているのか。
このことを知った上で、
これからの時代を生きていくのと、
知らないで生きていくのは、
全く違う世界を生きていくことになるので、
今回はその様なことを、
美学者母のフォロワーに共有したいと思います。
まず「今」起こっている根源的原理は、
「情報」です。
まさに「情報禍社会」となっています。
つまり新型コロナウイルス感染症での混乱や、
2020年東京オリンピックでの混乱は、
「情報禍社会」上での必然と言えます。
僕自身は様々な細かい事象について言及するつもりはありません。
それが本当に「有ったのか」「無かったのか」、
それが本当に「良いのか」「悪いのか」。
それらの「総意」を形成することが、
困難な世界となっている。
まずその様な現状を認識する必要があるでしょう。
つまり「世界」や「国家」における、
「分裂」や「分断」が起こっています。
これはある種の、
「国民国家」という概念の崩壊とも言えるでしょう。
西洋が生み出した「国民国家」という理想は、
創造された「民族」を基本としたわけですが、
それは結果的に、
ナチスドイツや、
アフリカ、中東などの民族紛争など、
様々な形として副作用が生まれています。
そして「国家」というもの以上に、
「世界」というものでの総意の形成が、
グローバリズムなわけです。
そしてそれは作為的であり、
人間が作り出したシステムなのです。
またその様な、
現在の意味でのグローバリズムも、
様々な問題に直面しているわけです。
その上で現在、
国家としての総意、
世界としての総意、
一見私たちは様々な情報操作を通して、
それらの総意を信じ洗脳されてきたわけです。
つまり私たちは「情報」を通して「世界」を認識し、
「国家」を認識しているわけですから、
まさに逆説的に、
「情報」が「世界」であり「国家」であると言えます。
なぜなら「世界」や「国家」という「もの」は、
存在などしないからです。
しかし「人間」はその「存在」しない、
「世界」や「国家」をどの様に「現実」である。
その様に「認知」するのでしょうか。
それは「世界」や「国家」という「もの」の、
「臨場感」です。
つまり私たち人間最大の特徴として、
「存在しないもの」に対して、
「存在する」という「臨場感」を持つことで、
それが「存在する」という「認知」を可能にします。
これはある種「人間」が「人間」である所以です。
つまりそれが「概念」というものになるわけです。
そこから理解できるのは、
「人間」は「臨場感」のある「情報」や「概念」を、
「現実」として「認知」するという「現実」です。
私はここまでの事で何を言いたいかというと、
現在の「人間」にとっての「現実(情報)」が、
過去の「人間」にとっての「現実(物質)」から、
完全に移り変わったという事です。
それは現在の人間にとって、
そこに「現実(物質)」が無いからといって、
「非現実」では無く、
そこに「現実(情報)」の「臨場感」があれば、
それは「現実」として「認知」する。
(現在の情報原理の現実と非現実の相対性)
現実/非現実としての現実
(過去の物質原理の現実と非現実の相対性)
非現実/現実としての非現実
※添付図参照
これがまさに美学者母が2010年に宣言した、
「ウェブアート宣言」の主たるコンセプトであり、
ウェブインスタレーションはそのプロトコルなのです。
またその情報の究極として「証明」を用いたものが、
「デリバティブアート宣言」になります。
私たちの「現実」のこの様な変化を原理に、
現在の、
特に今日本で起こっている混乱を理解することができます。
やはりフランスの哲学者ジャン=フランソワ・リオタールの、
「大きな物語」の終焉と同じくして、
国家や世界という「大きな総意」を形成できない時代なのです。
それは国家や世界、
もっと身近で言えば会社や団体など、
「自己拡張」としての「組織」を必要としなくなった。
それは人間一人ではできない、
「理想」や「創造」を実現するために、
ある種「個人」の「自己拡張」として、
「組織」に属することにより、
「個人」では実現できない、
「個人」の「理想」や「創造」を実現できた。
しかし特にインターネット登場で、
「組織」に属することなく、
「個人」が「個人」のままで、
インターネットでそれらを実現する事が、
可能になったのである。
つまり「自己拡張」として「組織」は必要なくなり、
「自己拡張」として、
「組織」から「インターネット」へと、
「自己拡張」のプロトコルが変化したのである。
まさにこの様な現象が表出しているのが「今」であり、
新型コロナウイルス感染症の混乱であり、
2020年東京オリンピックの混乱である。
これはテクノロジーの発達と、
インターネットの広がりで、
誰もが情報の発信者であり受信者になり、
また「自己拡張」のプロトコルが、
「組織」から「インターネット」への変化とも相まって、
大量の情報が溢れ、
情報の量産化、
多様化と同じくして、
そもそも人間の現実が多様であり、
それぞれの人間がそれぞれの世界を生きている事への自覚、
その様な認知が、
「一つ世界」という幻想から人々を目覚めさせ、
前述ではネガティブな意味で、
「分断」や「分裂」と記述したが、
ポジティブな意味では、
「分散化」として「今」同時に表出している。
その主たるものが「ブロックチェーン」と言える。
そのブロックチェーン技術でも、
パブリックチェーンとコンソーシアムチェーンに分類される。
特にパブリックチェーンでのコンセプトやヴィジョンは、
DAO 自律分散型組織
Decentralized Autonomous Organization
という未来を定義している。
私たち人間の生存戦略は、
家族を作り、
社会を作り、
国家を作り、
世界を作り。
自己拡張を組織を通じて行い、
また人間の生存戦略として、
組織を肥大化させてきた。
しかし現在、
世界という肥大化が行き着いた場所には、
様々な乗り越えられない「差」によって、
争いや軋轢によって行き詰まりを迎えている。
肥大化の末路から、
まさに分散化、
分散型のそれぞれの世界が始まろうとしている。
それは「分断」や「分裂」とは違う、
「分散」という新しい在り方、
DAO 自律分散型組織
Decentralized Autonomous Organization
として、
インターネット上に新たな「現実世界」として登場し、
公としてのプロトコルによって、
それぞれの人間が分散的な存在として、
争いや軋轢を生まない世界が実現すると、
私は確信しています。
美学者母