No.405

哲学者、思想家の東浩紀さんが編集長の
思想誌ゲンロン12での美学者母の広告について
(アートにおけるデコンストラクションとしてのAdvertising Art - 広告芸術 - )
ART2.0そしてART3.0
大量オリジナルの時代へ

text : mama(美学者母)
2021年9月11日(土曜日
)執筆

 

 

今回、
ART2.0の広告をART3.0の実践として表現しました。

皆様から観ると何を言っているのか理解できないと思いますが、
出来るだけ言語表現で伝えることができればという思いと、
さらにこの言説自体がまた私のアートであること。

その辺を今回言説していきます。

 

まず今回、
哲学者、思想家の東浩紀さんが編集長の思想誌「ゲンロン12」で、
美学者母の広告を掲載していただいております。

広告枠ではありますが、
貴重な紙面を使わせていただけたことに心から感謝しおります。

そもそも私は現代美術家の村上隆さんに影響を強く受け、
2002年8月の村上隆さん主催の「GEISAI-2」(東京)に参加しています。

もう20年以上前ですねwww

その後カオスラウンジと村上隆さん、
そこからの東浩紀さんにたどり着いたという感じで、
東浩紀さんをちゃんと知ったのは、
2010年とか2011年位だったと記憶しています。
間違っていたらすいません。

これは何度か触れていますが、
僕の「ウェブアート宣言」が2010年5月で、
カオスラウンジの「カオスラウンジ宣言」が2010年4月なので、
おそらく東浩紀さんをちゃんと知ったのはその後くらいです。

私自身が村上隆さんにシンパシーを感じ、
その後東浩紀さんにシンパシーを感じた。

それは私の中では、
マルセル・デュシャンやウィトゲンシュタインをリスペクトし、
この時代でマルセル・デュシャンやウィトゲンシュタインを超えたい。

その様な「志」を、
より現実的な人物としてリスペクトしているのが、
村上隆さんと東浩紀さんです。

現状では足元にも及ばないのですが、
私自身日々精進し自分自身を信じてアート活動している。
それが「今」になります。

その上で「ゲンロン」に、
美学者母の広告を掲載させていただくというのは、
かなり感慨深いものがあり、
私の人生の中でも大きな出来事です。

その様な事で東浩紀さんの「ゲンロン友の会」の会員でもあり、
今回この様に広告掲載をさせていただいたのです。

ここから具体的に今回の「ゲンロン」の広告枠を使った、
美学者母のアートの内容を具体的に言説していきます。

今回あくまでも「広告枠」であるのですが、
逆に私にとって「広告枠」である事が、
「純粋芸術」としての原理として重要なベースとなっています。

今回の「ゲンロン12」では「ART2.0」として、
美学者母が10年以上かけて発表してきた、
様々な「宣言(Declaration)」を広告掲載しております。

そしてそれと同時にこの様な言葉を添えています。

 

「もはやアートに造形は必要ない、ただ証明だけが必要である。」

 

この言葉自体がある種、
私が10年以上かけて展開してきた、
「ART2.0」が行き着いた帰結となりました。

 

「宣言」=「証明」

 

私はこの10年以上をかけて、
「存在」や「価値」などを考え続け、
2017年においては「ビットコイン」を通じて、
価値研究を行い、
さらにブロックチェーンを通じて、
「存在」や「価値」の原理にたどり着く事が出来ました。

私たち人間は、
または私たち人間そのものは、
「存在」そのものや、
「もの」そのものではなく、
「存在」と「存在」。
「もの」と「もの」。
それらの「間」や「空」、
つまり「行間」や「空間」、
もっと物理的に言えば、
「土地」と「土地」とを隔てる「道」。

それらが無ければ、
そもそも私達は、
「存在」も「価値」も認識できない。

つまり「外」がなければ「内」がないのである。

ここから逆説的に美学者母の「ART2.0」とはなんだったのか、
それは「外」と「内」を分けるという概念操作に他ならない。
それが、

 

「宣言」=「証明」

 

であるのである。

美学者母の「ART2.0」は、
思想誌「ゲンロン12」での広告掲載とともに、
次なる企てへとアップデートされる。

それが「ART3.0」であり、
具体的にこれは、

 

「Advertising Art」(広告芸術)

 

として思想誌「ゲンロン12」での、
「ART2.0」の広告掲載として、
「ART3.0」は新しい概念世界を創造し、

「Advertising Art」(広告芸術)

としてこの世界の可能性を広げたのである。

「Advertising Art」(広告芸術)

について少し触れるならば、
かつてアンディ・ウォホールはポップアートで、
大量消費社会をマテリアルとした、
オリジナルとコピーの芸術を展開した。

それは「唯一絶対性」(オリジナル)という概念と、
「複製」(コピー)という概念の並列化である。

 

しかし現代においてこの、
オリジナルとコピーの相対性はもはや最適化できない。

それは過去にも言説したが、
テクノロジーが進み、
インターネットが普及した世界で、
私達は「ディスプレイ」を通して、
様々な情報を受け取っている。

しかし私達のディスプレイに観える情報は、
「オリジナル」と「コピー」という概念で、
「外」と「内」を、
「ディスプレイ」という「道」によって、
分け隔てる事ができるだろうか。

 

もはやこの「ディスプレイ」という「道」において、
「オリジナル」と「コピー」という概念は適用できない。

私は前述した様に2017年から「ビットコイン」において、
価値研究を行い、
「ブロックチェーン」についても、
様々に学んできた。

その上で昨今ブロックチェーンの、
メインプレイヤーが「ビットコイン」から、
「イーサリアム」などへ変化しており、
その上で、 NFTやDeFi、Dapps、DAOなど、
様々な新たな概念が産まれてきている。

そこでブロックチェーンに共通する概念として、

代替性(Fungible)

非代替性(Non Fungible)

この二つの概念である。

つまり過去において、
アンディ・ウォホールは、
コピーとオリジナルを並列化したわけだが、
美学者母は、

代替性(Fungible)と非代替性(Non Fungible) を並列化し、

 

「Advertising Art」(広告芸術) という芸術構造を創造したのである。

 

これは、
思想誌「ゲンロン12」において、
広告枠=代替性(Fungible)を使い
純粋芸術=非代替性(Non Fungible)を展開するという、

 

ある種、
アンディ・ウォホールの、
オリジナル(純粋芸術)とコピー(商品)の並列化を、
アップデートしたものとして構造化できる。

 

ART1.0=創る

ART2.0=証明する

ART3.0=広げる

 

最後に、

皆様ぜひ思想誌「ゲンロン」を購入して、
美学者母の広告をご覧ください!!!
(掲載はゲンロン12の巻末の方です)

 

また株式会社ゲンロンの皆様、
今回は誠にありがとうございました!!!

 

 

 

美学者母

 

 

 

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